昨日、「門土庵」さんで奥播磨 深山霽月と日置桜 生もと純米を飲みました。
奥播磨 深山霽月
冷 きれいな酸味があり、辛口できれいな味わい。「かつおの刺身」と合わせましたが、酸が旨くマッチしていました。
燗 全体の味が引き締まり、とてもスマート。燗ざましになってからも、とても美味しく飲めます。
おかみさんセレクトの「海老とくるみのオーロラソース」は、ピッタリ。
日置桜 生もと純米
常温 スッキリの生もとの酸があり、きれいで切れがあり美味しい。店主の相沢さんも、「好みかも知れない」との由。
燗 常温よりきれいで、シャープ。もう少し熟成すると、味にふくらみが出てもっと美味しくなりそう。常温、燗とも「海老とくるみのオーロラソース」とは、良い相性でした。
純米酒の原料は米と米麹です。
ワインはブドウの出来が品質を決定すると言われるほどに、原料のブドウを重視しています。
一方日本酒の場合は、酒造技術の優劣が品質に対して大きな影響を与えるため、米の品種や精米歩合には関心があっても、米の品質に対してはあまり述べられてきませんでした。
某酒造の専務から、「有機の米と普通の米とでは、発酵の勢いが違う。酵母も有機の米を喜んでいるんでしょう」という話を聞きました。
人工の肥料は、必要なものだけを与える。サプリメントで育てているようなもの。有機肥料にはいろんな成分がいっぱい入っていて、一見無駄に見えます。でも自然のなかでは、不必要なものなどは無く、何かの役に立っている。酵母は自然の生物なんだなぁ、なんて考えていました。
米にこだわる。神亀、秋鹿、竹鶴をはじめ、たくさんの頑固者の蔵元さんとお付き合いが出来て、ありがたいことだとつくづく思います。
ところで秋鹿のレギュラークラスの新酒生酒が揃いました。
17BY新酒
山田錦80%純米生原酒 1.8L 2,415円
雄町80%純米生原酒 1.8L 2,415円
山田錦70%山廃純米生原酒 1.8L 2,835円
雄町70%山廃純米生原酒 1.8L 2,835円
米や仕込みの違いを、飲み比べてみたいですね。
今回は鱧を食べながら、純米酒を楽しみましょう。
お酒は下記の予定です。
冷酒にて
橘屋(宮城) 山廃純米吟醸 16BY
奥播磨(兵庫) 純米吟醸生 夏の芳醇超辛 17BY
龍勢(広島) 純米吟醸 山田錦 17BY
羽前白梅(山形) 純米大吟醸 16BY
燗酒にて
睡龍(奈良) 純米 涼 17BY
独楽蔵(福岡) 純米吟醸 玄 13BY
花垣(福井) 純米大吟醸 七右衛門 9BY
詳細は、TOPページのお知らせイベント案内からご覧ください。
第69回郡山ワインを楽しむ会 のご案内
とても過ごしやすい爽やかな季節になりました。6月のワイン会のご案内です。
今回のテーマはイタリアワインです。赤ワインは北イタリア・ピエモンテを代表する、バローロ、バルバレスコ、スーパーピエモンテのワインです。トスカーナと並ぶイタリア最良のワイン産地を呑み比べてみましょう。
会場は、郡山ビューホテルアネックス1F「スプーン」さんへお願いしました。ご参加お待ち申しております。
記
【日時】 平成20年6月11日(水) PM7:00~
【会場】 郡山ビューホテルアネックス1F スプーン
郡山市中町10-10 ℡024(939)1111
【会費】 10,000円
【定員】 35名
【申し込み】 清水台平野屋 担当野内哲夫
℡024(932)0373
FAX (923)7325
☆どなたでも参加できます。メール、FAXにてお問い合わせください。 kannzake@nifty.com まで。
ワインリスト
Spumante
Ferrari(フェラーリ) Rose(ロゼ) NV
Vino Bianco
Conte(コンテ) Zandotti(ザンドッティ) Malvasia(マルヴァジア) Rumon(ルモン) 2006
Vino Rosso
Produttori(プロドゥットーリ) del(デル) Barbaresco(バルバレスコ) Barbaresco(バルバレスコ) 2003
Tenute(テヌータ) del(デル) Vallarino(ヴァラリーノ) Dialogo(ディアロゴ) Monferrato(モンフェラート) 2003
Silvio(シルヴィオ) Grasso(グラッソ) Barolo(バローロ)“Bricco(ブリッコ) Luciani(ルチアーニ)” 2000
Dolce
Fatascia(ファターシャ) Ylenia(イエーニア) Bianco(ビアンコ) 2001
本日のワインひとこと
フェラーリ ロゼ NV
北イタリア・トレンティーノ アルト アデイジェ州。イタリアを代表するスプマンテです。シャンパーニュ地方で醸造のノウハウをじっくり学んだ当主がフェラーリ独自の製法を編み出しました。ロゼワインを瓶内二次発酵し、オールド・ローズと呼ばれる淡い色合いとサンザシのような花のブーケ。優雅な味わいと長い余韻のワインです。
コンテ ザンドッティ マルヴァジア ルモン2006
ラツィオ州。ローマから20km南に位置し、高級品種マルヴァジア・プンティナータ・デル・ラツィオ種100%で造られます。アカシア、パイナップル、アプリコットのような魅力的な香りとエキス分がとても豊富な、個性的なワインです。
バルバレスコ生産者組合 バルバレスコ 2003
例年高品質なバルバレスコを産する生産者組合ですが、この2003年は抜群です。単一畑のリセルヴァを生産せず全てこのワインに加えています。2003年らしくリッチな広がり、熟したフルーツの深い層、美しくまとまったタンニン。酸が穏やかなので長期熟成しなくても楽しめる豪勢なワインです。97年ものを思いだします。
ヴァラリーノ ディアロゴ モンフェラート 2003
ガンチャ家が所有するエステートです。カベルネソーヴィニヨン、バルベーラ、メルロ、ネッビオーロのブレンド。非常に濃厚ですが、舌触りは滑らかで、しっかりしたタンニンを感じます。スーパーピエモンテ!
シルヴィオ グラッソ バローロ“ブリッコ ルチアーニ” 2000
新樽を100%使用したモダンバローロの造り手です。このルチアーニはフレンチバリック27ヶ月熟成、瓶熟成12ヶ月させています。深いガーネット色、ベリー系の複雑な香り。タンニンは熟しており、バランスの良い柔らかな味わいです。
ファターシャ イレーニア ビアンコ 2001
モスカート・ディ・アレッサンドリア種で造られる、シチリア島産の甘口白ワインです。蜂蜜のような濃厚な甘味と酸味のバランスが良く、柑橘系、レモンなどの香りが爽やかです。非常に高いポテンシャルです。
5月11日(日)吟醸酒の会です
第91回郡山吟醸酒を楽しむ会のご案内
いよいよ桜の季節。暖かくなりましたね。酒蔵は今年の仕込みも終わり、新酒が出始めています。
5月の吟醸会のご案内です。今回は、まさに旬の山菜と季節の魚料理で楽しみたいと思います。
料理を割烹辰柳さんの牧野板長さんにお願いしました。活性にごりを山菜に合わせてみましょう。定員は30名です。奮ってご参加ください。
記
【日時】 平成20年5月11日(日) PM6:00~
【会場】 割烹 辰柳 024(932)0188
郡山市虎丸22-15
【会費】 8,000円
【申し込み】清水台平野屋 担当野内まで 024(932)0373
FAX(923)7325
【定員】 30名
☆どなたでも参加できます。メール、FAXにてお問い合わせください。 kannzake@nifty.com まで。
以上
今回の純米酒
一. いづみ橋(はし)(神奈川) 純米にごり酒 19BY 冷
まず始めは、軽い甘味を持った活性にごりです。
二、奥播磨(おくはりま)(兵庫) 活性すくい汲み 純米 19BY 冷
まだ活性している、フレッシュで切れの良いにごり酒。
三、英(はなぶさ)(三重) 特別純米 17BY 燗
無農薬の山田錦を用いた純米酒です。ほっとする癒し系の燗酒。
四、小笹屋竹鶴(おざさやたけつる)(広島) 宿根雄町 純米生原酒 19BY 冷
竹原市宿根産の雄町100%。どっしりした存在感のある酒です。
五、睡(すい)龍(りゅう)(奈良) 純米吟醸原酒 19BY 冷・燗
今年の睡龍は、角の取れた穏やかな味わいになりました。
六、羽前白梅(うぜんしらうめ)(山形) 純米大吟醸 14BY 燗
熟成した白梅の純米大吟醸。燗でゆっくり楽しみましょう。
七、綿屋(わたや)(宮城) 純米大吟醸生 山田錦四十五磨 19BY 冷
吟味しっかり。うっとりする程美味しい大吟醸です。